クナワラは南オーストラリア州で最も貴重なワイン産地の1つ。ワイン産地が葉巻のような形をしていることでも知られています。大地が長く平坦でオーストラリアで最も貴重といわれているセラーで長期保存する価値のある赤ワインを生産しています。特徴的な土壌として有名な石灰岩の上にテラロッサ土壌が成るというこの地で、長熟するワインが生産されています。この土地ではカベルネ・ソーヴィニヨンが最高の支配力を発揮し、大胆で骨格があり、長命なワインとなります。 リトル・ジャイアント・カベルネは、この産地に敬意を表し醸造されています。クナワラの古い土壌と穏やかな気候が、明るいブラックフルーツ、スパイスのニュアンス、香ばしいタンニンを持ち、豊かな味わいのスタイルを生み出しています。クナワラ特有のライムストーン・コースト土壌の複数に渡る畑から、多様な気候区分に影響された葡萄を使用することで表情豊かな果実味や骨格、芳醇なアロマをうまく調和させています。 主に機械摘みで収穫しますが、醗酵には小規模と大規模の開放槽を併用して醸造します。果汁の大部分はステンレスタンクで熟成させますが、一部には新樽と1年もののフレンチオークで熟成させています。 理想的な生育条件と優れた品質の果実が揃った特別なヴィンテージが2021年！！ 穏やかな夏を過ごしたためにヴィンテージのスタートが遅く、成熟期間が長くなり、赤ワインとっては美しいバランスが生まる年に。また夏の間、非常に乾燥していたために赤葡萄は果実が小さく実り、果皮は厚く実がなりました。その結果、強烈なアロマと大胆なフレーバーがクナワラ2021年ヴィンテージの象徴となっております。 芳醇なブラックベリーの果実とスパイスのアロマや香水のような香りが漂います。口に含むとブラックカラントやマルベリーの深みを感じ、ほのかなオーク樽がチョコレートやナツメグの香りを漂わせます。石灰質土壌からくるタンニンがワインに古典的な骨格と重みを与え、果実味とオーク樽が一体となって長い余韻となり締めくくられます。