
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
AOC Saint-Emilion Grand Cru
メルロ70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%
5ha
砂利質・砂質土壌
平均樹齢25年
ステンレスタンクでアルコール発酵後、樽でマロラクティック発酵&14~18ヵ月間熟成。
新樽率は30%。無清澄・ノンフィルターでビン詰め。
Château Arcole シャトー・アルコル
1796年の「ポン・ダルコルの戦い」で歴史的勝利を収めたナポレオンの近衛兵だったジャン・バルトが、ナポレオンから贈られた数枚の金貨を元手に取得したプチ・シャトーです。以来家族経営を貫き、2008年に7代目ヴェロニク・バルト女史が継承、「エノログ」(難関国家資格のワイン醸造技師)である旦那さんのフィリップ・ガルデールと共に仲良く運営しています。
サン・テミリオン村の南西に隣接するサン・シュルピス・ド・ファレラン村に所有する5ヘクタールの単一区画畑(AOCサン・テミリオン・グラン・クリュ)は、1960年代にサン・テミリオン地区で初めてビオロジック栽培を開始した畑として知られます。2008年に「ECOCERT」の認証を取得した後、2010年にビオディナミに転換。2012年に「demeter」の認証を取得しました。(尚、2023年現在、サン・テミリオン地区には約400のシャトーがあり、うち約100シャトーがビオロジック栽培の認証を取得、10シャトーがビオディナミの認証を取得しているとされています(7シャトーが「Biodyvin」、3シャトーが「demeter」))。
このシャトーで造られるワインはご紹介する一作品のみで、夫妻の情熱、入魂の畑仕事、最高度の醸造技法が、ただこの一作のために投入されています。
ラベル上部に刻されたミツバチは、サステナビリティのシンボルです。化学合成肥料や除草剤、殺虫剤、防腐剤といった農薬を一切使用していないのはもちろんのこと、製品としても環境に対する多くの配慮がなされています(標準的なボルドー型ボトルよりも10%軽量なボトルを使用、カプセルは100%リサイクル可能、ラベルはリサイクルペーパーを使用、カプセルとラベルの塗料・インクはすべて天然由来、リサイクルペーパーを使用したカートンは再リサイクル可能)。
SO2の使用を必要最小限に抑えているため、完熟したいちごやカシスの風味が鮮やかに広がります。
トースト、バニラ、ビターチョコレートなどを思わせる複雑な香味も印象的。舌触りは絹のように滑らか。
サン・テミリオン・グラン・クリュならではの奥深い味わいを、存分にお楽しみいただけます。